高沢内科

内科,循環器科

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痛風

痛風

通風発作が起こったら。
 とにかく安静にして、冷やし、鎮痛剤を内服(発作の極期に比較的大量に1日、以後常用量)します。
 尿酸を下げる薬は発作が治まるまでは追加しません。(内服している人はそのままの量を続け、内服してない人は開始しません)炎症が落ち着いてから尿酸を下げる薬を開始します。

尿酸が高いと
 痛風発作、腎臓が障害されます。血圧も上がります。
(尿酸を下げる治療をすると、血圧が下がり、血清クレアチニン値が改善する報告があります)

尿酸が上がる原因
 エタノールを代謝する時に使用するエネルギーの燃えカスが尿酸を上げます。
乳酸が上がると尿からの尿酸排泄を低下させて血中尿酸が増えます。尿の酸性化が尿酸の再吸収を促進して尿酸が上昇します。尿が酸性に傾いていると尿酸結石をつくるので尿をアルカリ化にさせるようにします。(寝ると呼吸が少なくなり酸性に傾く。これが極端な状況は睡眠時無呼吸の人なので尿酸が高い方で睡眠時無呼吸が気になる方は検査を受けましょう。)
 また、尿酸は内臓脂肪蓄積の良いマーカーとしてもとらえられます、つまり食べ過ぎである事を意味しています。
 ストレスも尿酸を上昇させます。これは寝不足、過重労働、いらいらなど悪いことばかりでなく、ゴルフの日に朝早く目が覚めてしまうような楽しい事でも上がります。(鹿児島大学 納光弘先生の講演より)
 ストレス解消のための適量の飲酒は尿酸を上げない事もあります。

一般的な対策
 水分を十分摂取する。(尿中へ尿酸をだすため)
摂取カロリーを控え、有酸素運動を行い体重のコントロールをする。
乳酸が上がるような飲酒、過激な運動などを避ける。
食事はプリン体の摂取制限が基本ですが、気にしすぎると何も食べられなくなるので万遍なく過剰摂取に気をつけます。
良く知られていますようにアルコール飲料の摂取で尿酸値が上がります。プリン体の多いビールはもちろんですが、アルコール飲料はすべて尿酸を上げます。紹興酒はアルコール濃度が高く、プリン体含有量も多いため特に注意が必要です。但し、適量のワイン(200mlまで)は痛風発作とは関係ないとの報告があります。
 細胞数の多いもの、細胞分裂の盛んな組織にプリン体が多い。例えばほうれん草の葉より芽に多い。もやしも豆もやしは少し多い。豆類には注意が必要ですが、豆腐は少ないです。
身体に良いと思って摂取する健康食品にもプリン体の多い物があります。DNA/RNA,ビール酵母、クロレラ、ローヤルゼリーです。
鶏卵、うずら卵はプリン体がはいっていません。白子はとても多い。肉、魚にはそれなりにはいっているので適量摂取を心がけて下さい。
 牛乳はプリン体がはいっておらずさらに尿酸を下げますが豆乳はプリン体を含みます。カルシウムに関しても無調整豆乳は牛乳の1/7、調整豆乳でも1/3から1/2程度しか入っていません。尿酸、カルシウムどちらの事を考えても牛乳を毎日200mlは飲みたいです。特に低脂肪牛乳はカロリーが低くカルシウムも多めに含まれています。(ちなみに豆乳のカロリーは牛乳と同じくらいです。)

尿酸を下げる薬。
 尿酸産生過剰型か尿酸排泄低下型かを簡便法でいいので目安をつけてそれに応じた薬を内服します。

尿酸産生過剰型
 尿酸が排泄される以上に作られるため、体内にどんどん溜まるタイプには尿酸産生阻害薬を内服します。フェブキソスタット(フェブリク)、アロプリノール(ザイロリックなど)

尿酸排泄低下型
 尿酸が排泄されにくいタイプの障害には排泄を促進する薬を内服します。ベンズブロマロン(ユリノームなど)
この薬を内服すると尿中に尿酸が増えるので尿路結石予防に尿のアルカリ化を必ず行います。

急激に尿酸を低下させると痛風発作を誘発させることがあるので最初は少量からまた、痛風発作の炎症が治まってから始めます。
しかし、どんなに慎重に始めても内服初期は痛風発作が起こる可能性はあります。この時は尿酸降下剤をそのまま服用しながら鎮痛剤を一緒に内服します。

どんな薬でも副作用は起こりえますが、この両者は肝臓に関して開始後3ヶ月は特に注意します。採血して確認します。

 

まとめ

「適量(少なめ)の美味しいものを良く噛んで十分味わい、アルコールは飲み過ぎず、十分な水分摂取、適度な有酸素運動をして、
ストレスを減らす」生活をしましょう。